こんにちは。
長文への取り組みの一環として
音読をテーマにした記事が
続いていましたが、今回は、
中高生がご自身で長文読解学習を
していく際に大切だと感じたことを
こちらに書かせていただきます。
入試・模試・検定でも大きな部分を
占める長文読解。
なんとか長文読解に強くなりたいと
思いながら日々努力されている
学生の方も多いのではないでしょうか。
先日、記事の中で触れた中学校に
入学する直前から英語を習い始めた
学生の他にも、中学生から英語学習に
取り組みを始めた学生が、
高校の全国模試で英語の偏差値を
75前後とれるまでになれたり、
県内の英語成績3位以内を
とれるようになるまで、
どのような学習を大切にしてきたか。
その点を踏まえて書かせていただきます。
中学の文法をひと通り終えるまでは、
“長文への取り組み方①
小中学生向け”の記事でご紹介している
旺文社出版の『文で覚える単熟語』を
ご自身が受けようとしている級より
ひとつ先の級のテキストで。
つまり次、準2級を受けようと
されているなら2級のものを
お勧めします。それについて
以前、記事でお勧めしたプロセスで
取り組んでいくと良いでしょう。
本日こちらにご紹介するテキストは
段階としては、中学で習う英文法を
ひと通り理解できてから
取り組むようにしましょう。
ここ10年弱でいろいろな
出版社のものを扱ってまいりましたが、
今はこちらのテキストに落ち着いています。
肘井学(2021)
『大学入試 レベル別英語長文問題
ソリューション最新テーマ編3
トップレベル』㈱かんき出版
こちらのテキストへの取り組み方ですが、
単語もわからないものは全て辞書で引き
自身の力だけで和訳を書いてみましょう。
和訳をノートに書く際に、
調べた単語もノートの隣のページに
書き留めていくと見直す際に役立ちます。
決して英文の中に単語の意味を
書き込むことのないように。
書き込んでしまうと、
復習で英文を読む際に、単語の意味を
ご自身の記憶から引き出す
練習ができなくなってしまい ます。
ご自身が和訳する際に
苦労した部分については
後置修飾の部分や挿入部分を
カッコで括っておくと
あとで解説と照らし合わせる際に
どの部分の理解が間違っていたのか、
分析しやすくなります。
一気に全文を訳すのではなく、
まずは1段落を丁寧に
和訳してみてください。
そのあとすぐに解説にある
『構文図解』と『本文訳』と
照らし合わせながら
ご自身の和訳を訂正していきましょう。
悩んだものがそこにあればなおさら。
あまり時間を開けずに
解説を読み、自身の和訳と
照らし合わせることが大切です。
そうすることで、正しい構文の捉え方
への理解もより深まり、
自身の弱点も掴みやすくなります。
このように丁寧な精読を積んでいきながら
日々その復習とともに付属の音声を活用し
音読の練習を行っていきます。
音読の際は、先日の記事
“オーバーラッピングの仕方①②”
にあることを大切に。
この一連の学習を続けてみてください。
誰かに手取り足取り教えてもらうのではなく
自身で悩み、和訳を書きあげ、
それを直す中で学ぶことに
大変価値があることを実感出来るはずです。
そのプロセスを大切に。そうすれば、
気付いた頃に、あなたの英文読解力は
高みに至っているはずです。
日々力がついていることを感じながら
楽しみながら頑張ってみてください。
最後までご覧いただきありがとうございました。